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第1回 年下恋愛研究室

正美:ご機嫌よう、皆さま。大変ご無沙汰しております。海老原正美と申します。
もし、私の名前にお聞き覚えがないお方は、『美・MENSパーティ』シリーズをご一読いただけますと幸いに存じます。

さて、この度、makitomo.com内にて、『正美のお部屋』というコーナーを担当させていただくことになりました。管理人の杏さんにお話を伺ったときは、私でいいのかと心配になりましたけれど、あまねく読者の皆さま方のお役に立てるものだと知りましてお引き受けした次第です。私なりに努めて参りますのでよろしくお願いいたします。
具体的にどんなコーナーかと申しますと、私の美補給を……いえ。各界でご活躍されていらっしゃるゲストを毎回お招きしてお話を伺い、その方々の魅力を皆さま方に知っていただくというものです。
早速ですが、記念すべき第一回のゲストは、マサチューセッツ工科大学帰りで、現在は国内最高学府で人工知能の研究をしておいでの水嶋輝美さんと、さらに同大学の院に在籍中の浅霧裕哉さんです。

水嶋:初めまして、こんにちは。水嶋といいます。今日はよろしくお願いします、海老原さん。
浅霧:どうも。浅霧です。よろしくお願いします。
正美:こちらこそ。どうぞよろしくお願いいたしますわ。それから、あの、私のことはぜひ下の名前でお呼びくださいませ。あと、どうぞお寛ぎいただいて、普段どおりの口調でお話ししていただけませんか? お恥ずかしい限りですけれど、大役を任されて緊張しておりますの。せめておふたりにそうしていただけたら、緊張も少しはほぐれるかと思いまして。
水嶋:かまいませんよ、正美さん。ね、裕哉?
浅霧:うん。別に俺は輝美さんがよければ、なんでも。けど、正美さんが可愛いからってあんまり愛想がいいと、あとで………ね?

水嶋:ひ、裕哉っ。なななにを言ってるかな!?
浅霧:なにって、まあ一応牽制をね。
水嶋:時と場所を考えて!! あ。ええと。その、正美さん。今のは深い意味はないのでいっさい気にしないで。
正美:ええ。承知いたしました。
(……って、手元の資料によれば、水嶋さんと浅霧さんの年齢差は十歳。大学院生×天才工学博士のカップリングだけでも、インテリ萌えには堪らないシチュエーションなのに、加えて年下攻めよ! 極めつきに白衣と眼鏡までオプションでついてるなんて、美味しい要素がありすぎだわ。完璧! お兄ちゃんと那智先輩も素敵だけど、このおふたりも超眼福!! 絶対に今度、美・MENSパーティにもそろってご招待しなくちゃ。嗚呼! この企画を引き受けて正解だったわ。労せずして美メンの方々とお近づきになれる機会ができて最高!!)

水嶋:え? 正美さん、なにか?
正美:…いいえ。水嶋さんと浅霧さんは紅茶がご縁で交際が始まったと伺っておりますが、プライベートでも親しくなさっているのでしょうか?

水嶋:ま、まあ。先輩と後輩的な感じかな。
浅霧:互いの深い部分まで見せ合うような、とても親密で濃厚な交わりを持ってるよ。
水嶋:……裕哉。その言い方はどうだろう…。
浅霧:俺は事実しか言ってないけど?
水嶋:言葉の選び方がなんとも微妙なんだよね。
浅霧:気のせいじゃないの。ねえ、正美さん?
正美:ええ。仲がよくていらっしゃるのは素晴らしいことですわ。…って、え? あら。皆さま、大変申し訳ございません。もっといろいろとお伺いしたいことがあったのですけれど、只今、管理人の杏さんより、水嶋さんがこのあと大切な会合がおありなので時間切れとの連絡が入ってしまいました。

水嶋:すみません。なんだかせわしなくて。裕哉だけでも残って…
浅霧:嫌だ。俺はあなたを送っていかなくちゃだし。
水嶋:いや。だから、そういう発言は控えてって言ってるのに。
浅霧:ふうん。黙って抱きしめていいんだ?
水嶋:そ……。

浅霧:じゃあ、正美さん。失礼するよ。
正美:はい。どうもありがとうございました。どうかお気をつけてお帰りください。
…はあ。水嶋さんの腰にさりげなく腕を回してエスコートしてる浅霧さん、なんとも麗しいツーショットですわ。究極の下剋上っていう雰囲気もあって、このままプロットを一本考え……っと、失礼いたしました。
ええ。本日のゲストは水嶋輝美さんと浅霧裕哉さんでした。尚、このおふたりについてさらに詳しく知りたいとお思いになった方は、研究室シリーズ第一弾『年下恋愛研究室』という既刊本をお読みいただければと存じます。それでは、また次回までご機嫌よう。

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