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第3回 伯爵寵愛研究室

正美:ご機嫌よう、皆さま。『正美のお部屋』へようこそお越しくださいました。寒さも厳しい折で
   すが、お風邪など召されぬようお気をつけてくださいませね。
さて、第3回のゲストは海外からお招きいたしました。今日のためにわざわざ、はるばるイギリスからいらしてくださった方々です。
おひとかたは英国貴族、それも王族公爵家の嫡男でいらっしゃるアラステア=スタンリー=ノーサムさん、もうおひとかたは考古学者の本郷真守さんです。
今日はどうぞよろしくお願いいたします。私は海老原正美と申します。
真守 :こちらこそ、本日はよろしくお願いいたします。
アラステア:How do you do. I look forward to getting to know you.
真守 :ノーサムさん。日本語がわからないふりをして、彼女をあとで驚かせようとするのはや
めてください。
すみません、海老原さん。こう見えて彼は日本語を難なく解しますし、話せますので、普通に会話をしていただいてかまいません。
アラステア :ちょっとした悪戯心だよ、真守。ねえ、海老原さん?
正美:はい。私はまったく気にしていませんわ。
それから、どうかおふたかたとも私のことは下の名前でお呼びください。そちらのほうが慣れておりますので。あと、よろしければ口調も砕けていただいてけっこうですわ。
真守 :わかりました、正美さん。
でも、僕は普段もわりとこんな感じなので、そこは勘弁してもらえると助かります。
アラステア:真守は何事に対してもまじめで律義だからな。ベッドの作法も、素直かつ一生懸命に会得しようとする姿が健気で愛らし……
真守 :ノ、ノーサムさん! なるほど時差ボケですね。そうですね。わかりました!! …え、ええと。正美さん。あの、彼はちょっと今、時差ボケで発言が怪しいのでさらっと聞き流していただけますか?
アラステア:真守。そう照れなくてもいいと思うが? 
まあ、そこもきみの美点ゆえにわたしにはとても愛おしく感じられ……
真守 :アリー!! お願いだから、諸々言動を慎んで!
 …ま、正美さん、これはその……そう。冗談なんです。ノーサムさん流の捨て身のジョークと受け取っていただければ!
正美 :ええ、わかりました。…って、手元の資料によれば、アラステアさんは32歳で大学非常勤講師、本郷さんは38歳で大学准教授。いい大人同士+インテリ同士の絡みですわ! しかも、片方は金髪翠眼の超絶美形英国貴族よ!! そのキラキラ美形が慇懃口調の年上を手玉に取ってる構図がもう美味しすぎ! 年下攻め・貴族・白衣・眼鏡・おやじ・身分差って素敵萌えワードがいくつあるのかしら!! 嗚呼。ぜひぜひ、このおふたりも『美・MENSパーティ』にご招待しなくちゃだわ! いえ、待って。いっそのこと、『美・MENSパーティ~in ロンドン~』なんてどうかしら!? 舞踏会形式で優雅なパーティにするの。いいわね! 絵里さんと要相談だわ!!
真守 :え? 正美さん、今なにか…!?
正美:いいえ。私も何度か旅行でイギリスを訪れたことがありますけれど、魅力的な場所が数多くある国だったと思い出しておりましたの。
真守 :たしかに。僕はロンドンも好きですけど、オックスフォードもけっこう好きですね。
緑が萌える時期は特に美しいんですよ。
アラステア :わたしの瞳と同じ色だから好きだと言ってかまわないが?
真守 :そ……っ
アラステア :頬を染める真守は非常に可愛いが、そんなきみをわたし以外の人間に見せるのは論外だな。すまないが、正美さん。これで失礼させてもらう。真守、おいで。
真守 :ちょ……ノーサムさん、まだ…っ
正美 :いえ。どうぞご退出くださいませ。今日は本当に遠いところからいらしてくださいまして、ありがとうございました。道中お気をつけてお帰りください。
……まあ! 本郷さんの腰を抱いてこめかみや髪にキスするアラステアさんも眼福だわ。片時も離さないという甘々な雰囲気が漂っていて素敵!! 
近いうちに、煌々しい外国人キャラを片割れに出そ……って、大変失礼いたしました。

本日のゲストはアラステア=スタンリー=ノーサムさんと本郷真守さんでした。
尚、このおふたりについてさらに詳しく知りたいとお思いになった方は、研究室シリーズの『伯爵寵愛研究室』という既刊本をお手に取っていただけましたらと思います。
それでは、また次回までご機嫌よう。

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