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第4回 平安時空奇譚

正美:ご機嫌よう、皆さま。『正美のお部屋』へようこそ。季節は花の盛りである春を迎えておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、前回は海外からお客さまをお招きいたしましたが、今回は遥か千年余の時空を超えて平安時代よりお客さまをお迎えいたしました。ここで「どうやって?」とお訊きになるのはどうか勘弁してくださいませね。そして、さらにその方々に縁のある方々にもお越しいただいております。
第4回のゲストは左大臣家の嫡男であり頭中将でいらっしゃる平安人の仲野光玲さんと、元は現代人で大学生の三浦秀輔さん。そして、京都で権宮司をなさっておいでの現代人の三浦孝宏さんと、元は平安人で帝の第二皇子であらせられる泰仁親王です。
皆さま方、今日はどうぞよろしくお願いいたします。私は海老原正美と申します。
光玲:うむ。よろしく頼む。
秀輔:こっちこそ、よろしくな。海老原。
泰仁:……よしなに。
孝宏:よろしくお願いします。ただし、手短にすませてもらえるとありがたい。泰仁を長時間人目に晒すのは避けたいんでね。
泰仁:孝宏、わたくしは別に……
孝宏:ん? 中にあれを挿れてるおまえを気遣って言ってやってるんだがな?
泰仁:ぁ……っ
秀輔:こら。ちょっと、そこ! 変な空気を醸し出すなよ。海老原がいるんだぞ。
光玲:秀輔。いつも申しておるが、言葉遣いに気をつけぬか。殊に、海老原御は女人なのだ。いきなり名を呼び捨てるなど失礼ではないか。慎め。
秀輔:そっか。ごめんな、海老原……じゃなくて、なんて呼んだらいいかな? あ。孝兄と泰仁のことはあんまり気にしないでよ。
光玲:二の宮さまの御名も軽々しく呼ぶでない。
秀輔:ああ。はいはい。
正美:あの、仲野さんのお心遣いには大変感謝いたしますが、私のことはどうぞ下の名前でお呼びください。口調も普段どおりでかまいませんので。
秀輔:わかった。じゃあ、正美って呼んでもいい? 嫌ならちゃんと言ってよ。
正美:いえ。かまいませんわ。それであの、ご確認なのですが、孝宏さんと秀輔さんはご兄弟でいらっしゃるのですよね?
秀輔:うん。で、実家は三浦神宮っていう由緒ある神社なんだ。
正美:たしか、皆さまはそちらを起点に各々が出会うことになったとお伺いしておりますが…
光玲:左様。私と秀輔は時代を超えて巡り会う運命にあったのだ。なにも知らなかった秀輔の蕾を夜毎に散らし、淫らながらも慎ましく艶麗に花開かせたのも……
秀輔:黙れ、エロ貴公子! 正美の前でなにを言うんだよっ。
孝宏:それを言うなら、泰仁も俺が開発しまくってる。今や、とろっとろのエロ宮さまだ。
泰仁:孝宏っ。そのようなこと……んぁっ
秀輔:……ドSなエロス兄貴も頼むから黙って。う~…あ、ええと、その……正美、こいつらの言うことはマジで超スルーして。今聞いた記憶を全部消去する勢いでいいから。ていうか、ほんとごめんな? 変な面子で来ちゃって。
正美:とんでもない。でも、秀輔さんの仰せのとおりにしますわね。
(…って、手元の資料によると、秀輔さんはタイムスリップした先の平安時代で平安公達の仲野さんと出会って見初められるんですって! ちょっとしたシンデレラストーリーですわね!! 片や、泰仁親王と孝宏さんも下剋上+調教+言葉責めで一部のマニアな方々には堪らない萌え要素がそろいぶみ! しかも、なに? さっき宮さまはお喘ぎになりましてよ? 目の前でまさかの生調教!? 嗚呼! なんて素敵に素晴らしい展開なの!! 可能なら、ぜひ皆さまを『美・MENSパーティ』にご招待したいわ! 管理人の杏さん、いえ。作家! どうにかならないの!?)
秀輔:ん? 正美、今なんか言った?
正美:…いいえ。皆さまにお会いできて、光栄ですとしみじみ思っておりましたの。
秀輔:そうか? ありがとな。でも、なんか収拾がつかなくなりそうだからそろそろ帰るよ。俺たちも楽しかった。じゃあな、正美。
正美:はい。私のほうこそ、ありがとうございました。帰り方は謎ですけれど、どうぞお気をつけてお帰りくださいませ。
……まあ。やっぱり泰仁親王は孝宏さんに支えていただかなければおひとりでは歩けないのですわね。うふふv はあ。なんだかとても濃密で充実した時間でしたわ。タイムスリップものもおもしろそう。
…って、あら。大変失礼いたしました。
本日のゲストは仲野光玲さんと三浦秀輔さん。三浦孝宏さんと泰仁親王でした。尚、こちらの皆さまについてさらに詳しく知りたいとお思いになった方は、平安時空奇譚シリーズ『覡は永遠の恋人』『宮様は覡の虜』『覡の悠久の誓い』という既刊本をお手に取っていただけましたらと思います。
それでは、また次回までご機嫌よう。

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